検索エンジンの収入元は、ズバリ広告収入です。
しかしｇｏｏｇｌｅのトップページを開いても、どこにも広告なんてありません。
ロゴと検索窓という実にシンプルなページです。

ところがこれが無限の広告媒体なのです。
検索エンジンは、検索キーワードを売っています。
試しに右上のGoogle検索窓になにかキーワードを入力して検索結果をみてみましょう。
例えば、「自動車」というキーワードを入力し検索実行すると

検索結果は上下２つに分かれています。上の枠で囲まれているのはサイト運営者がお金を支払って上位表示を果たしています。ウェブと書かれた下の検索結果は、無料でサイトの自力により順に表示されています。


では、「ショッピング」ではどうでしょう。上の枠で囲まれているのはサイトも当然変わります。つまり検索キーワードとして使える言葉全てが検索エンジン会社の商品なんです。

「自動車」というキーワードは自動車メーカーやら自動車保険会社が買いますし、「ショッピング」というキーワードは各種ショッピングサイトが買います。「就職」なら就職・転職関連サイトが買います。
けちなバナー広告なんかでトップページを汚す必要なんて全くありません。

しかもこれらの表示順位は入札制度になっていて、１クリックあたり高い単価を支払う所から順に並びます。今枠内に並んでいるのが３つなら、４～６番の入札者は１ページ目の下に、７番以降は２ページ目に・・・というようになります。
こういう方式の広告をリスティング広告といいます。
リスティグ広告を出しているのは結構大手の会社が多いので、（個人でもだせますが）ちゃんと入札担当がいて、日夜自社の検索結果が何番目かを確認しながら電子入札を繰り返しているのです。
このリスティング広告を運営しているのが、Ｙａｈｏｏの場合はオーバーチュア、ｇｏｏｇｌｅの場合はグーグルアドワーズという広告代理店です。